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| 「お大師さん」 |
| 石手寺は四国霊場第51番札所で「お大師さん」として松山市内の善男善女から崇敬されています。寺伝では、728年に聖武天皇の勅願で建立され、初めは安養寺といっていましたが、813年に石手寺と改められたそうです。老松に囲まれた回廊を歩むと、正面入口の楼門・二王門(国宝)があります。1318年の創建と伝えられ、3間1戸、2重屋根入母屋造り本瓦ぶきの重層で、全体の容姿はよく均整のとれた全国屈指の楼門、左右金剛力士像(県文化)は運慶一門の作といわれています。 二王門をくぐると正面に本堂、左に三重塔・鐘楼・護摩堂(いずれも国重文)があります。単層入母屋の本瓦ぶきで柱はすべて円柱が使用され、構造の各所に鎌倉時代の優美な手法が見られます。三重塔は高さ24メ−トル、和様建築の大規模な塔でよく均整のとれた清楚な印象を与える建物です。 また、境内東側の奥に安産祈願のお堂として親しまれている訶梨帝母天堂(国重文)があります。お堂の前には小石の山があり、産婦がこの石を持ち帰り、無事に出産すれば借りた石と別の石を持参し感謝する風習が今も受け継がれています。 |