第52番札所 瀧雲山太山寺
住所/松山市大山寺町1730
電話/089-978-0329
宿坊/なし

写真 : 真野長者によって建てられたという伝説のある太山寺。がっしりとした壮大な規模の本堂は国宝で太山寺の風格を漂わせている。

「ねじれ竹と金剛杖」  
昔、太山寺の境内にあった布袋屋(ほていや)という遍路宿に男女のお遍路さんが泊まりました。宿に着くと、持っていた青竹の杖を上り口にそのまま置いて部屋に入ったのを、たまたま泊まりあわせていたお坊さんがこれをみて、「お前達は四国巡りを信心して巡っているのではないな。金剛杖はお大師さま。自分の足を洗う前に金剛杖を洗い、床の間に置くはずだが。」言われた二人は早速上り口に行き、青竹の杖を洗い部屋へ持って行こうとした時、杖がねじれてからみ合ったのです。二人は真青になり杖を持ってお坊さんのところへ行くと、お坊さんは、「お前達に何か罪があるからこうなったのじゃ。罪を懺悔(ざんげ)しなければ四国巡りはできないぞ。」と言ったのです。二人は主人の目をぬすんだ不義の仲と言う事を告白すると、お坊さんに「心新たに別々に四国巡りをしなさい。そうすれば罪も許されよう。」と諭され、別々に四国巡りをすることを誓った二人に、お坊さまは後の戒めのためにねじれた二本の青竹の杖を庭にさし、お大師さまのお陰があれば根が付き枝葉が茂り栄えるだろうと言いました。