第57番札所 府頭山栄福寺
住所/玉川町八幡甲200
電話/0898-55-2432
宿坊/なし

写真 : 小高い八幡山(府頭山)のふもとに建つ。参道の石段を上りつめると石清水八幡神社。境内に入り、正面の一段高いところに本堂、右手に大師堂、薬師堂が並んでいる。

「八幡さんとお薬師さん」  
地元の人々は栄福寺を「八幡さん」と呼んでいます。その昔、行教和尚が男山八幡宮をつくりに宇佐へ行く途中、海が荒れてこの地に漂着しました。その時、この地が男山に似ており、寺の本尊が八幡宮の本地仏でもある阿弥陀如来であったことから、寺の境内に八幡神社を建て、神仏合体の勝岡八幡宮としたのです。以来、栄福寺には明治の神仏分離まで神様と仏様が同居していました。また、栄福寺にはお薬師さんもまつられており、そのご利益について次のような話も伝わっています。昔、村の若者たちが境内の薬師堂の前で花見をしました。フグを買ってきて酒宴を開きましたが、皆気分が悪くなりフグの毒に当たったのかと桜の木の根元に捨て、それぞれに家に帰ったところ、翌日、桜の木は枯れ皆は大丈夫でした。これはフグの毒をお薬師さんが受けてくれたものと、いっそう信仰されたそうです。