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| 「祈祷の寺」 |
| 石鎚山は、古くから山岳信仰の道場として知られています。その山麓にある前神寺は、今から千三百年の昔、役の行者が石鎚山で修行しているとき、釈迦如来と阿弥陀如来が蔵王権現として現われ、これを祀ったことに由来します。また相武天皇が病気になったとき、ここで祈願したところ全快しため、七堂伽藍を建立し金色院前神寺としたと伝えられるなど、祈祷の寺としても有名です。そのようなことから霊峰石鎚山への参詣者は身を清めて、まず前神寺に詣でてご本尊を拝んでから山に登るのが普通でした。そのため参詣者は不浄なものに接するのを嫌がったので、明治の排仏毀釈まで前神寺の住職をはじめ関係者は、常に不浄を避ける必要があり、お葬式には出席できませんでした。現在ではお葬式に出るようになりましたが、お葬式のときの食事はいただいてはならないという習慣が残っています。 |
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