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| 「二ヶ所ある第三十番札所」 |
| 安楽寺は、平安時代に土佐にいた菅原道真公の長男の高視朝臣によって、道真公が亡くなられたのち、その霊を慰めるため建てられました。現在、安楽寺は高知市の街中に第三十番の札所としてあるのですが、実は第三十番札所はもう一ヶ所あります。街中から少し離れたところにある土佐一宮の別当寺百々山善楽寺がそうです。最初に、弘法大師が建てられて、第三十番札所だった善楽寺は、明治の神仏分離、廃仏毀釈によって廃寺となり、本尊の阿弥陀如来を安楽寺に移すことになりました。こうして、安楽寺が三十番札所となったのですが、昭和になって善楽寺が再び札所として復興され、どちらが第三十番札所になるかで本家争いになったのですが、現在は平和共存がなりたち、おまいりするのはどちらでも、また両方でも一向にさしつかえないそうです。 |
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